仮想通貨とは
仮想通貨は、cryptocurrency(クリプトカレンシー)とも呼ばれているはデジタル通貨の一種で、デジタル資産や暗号資産とも呼ばれています。2017年後半に起きた仮想通貨バブルにより、その一般的な関心が急速に高まりました。
日本銀行による仮想通貨の定義は、「暗号資産(仮想通貨)」であり、次の3つの性質を持っています。
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不特定の者に対して、代金の支払い等に使用でき、かつ、法定通貨と相互に交換できる。
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電子的に記録され、移転できる。
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法定通貨または法定通貨建ての資産ではない。
これらの特徴により、仮想通貨は独自の特異性を持ち、その性格は従来の通貨と異なります。
仮想通貨の歴史概要
仮想通貨と聞くと、2009年に始まったビットコインを思い浮かべる人が多いと思いますが、他にも多くの「アルトコイン(altcoin)」と呼ばれるビットコイン以外の仮想通貨が存在します。
日本では2017年4月1日に施行された「改正資金決済法」により、初めて仮想通貨に関する法的な基盤が整備されました。
これにより、仮想通貨は公に認められ、規制の対象となりました。
2020年5月1日の法改正で、仮想通貨は「暗号資産」と改められ、仮想通貨交換業者も「暗号資産交換業者」と呼ばれるようになりました。
仮想通貨の特徴
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電子マネーとの違い
仮想通貨は電子マネーとは異なります。電子マネーは前払い式の決済手段であり、特定の法定通貨に連動しています。一方、仮想通貨は実体のないデジタル通貨であり、法定通貨に依存しません。その価値は需要と供給によって変動します。
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中央銀行が存在しない
従来の通貨は中央銀行や政府によって発行・管理され、その価値は国家によって保証されています。しかし、仮想通貨にはそのような中央機関が存在しません。代表的な仮想通貨であるビットコインの価値は、ユーザーの信用に基づいています。
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インターネット上で分散管理
従来の金融システムが中央集権的であるのに対し、仮想通貨は分散管理が特徴です。取引情報はインターネット上で分散して記録され、改ざんが困難な仕組みがあります。この分散型管理は、信頼性を高めています。
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ブロックチェーン技術
仮想通貨の分散管理を支えるのがブロックチェーン技術です。取引情報はブロックと呼ばれるまとまりになり、それが鎖のようにつながります。ブロックチェーンは改ざんに対する高いセキュリティを提供し、仮想通貨の信頼性を確立しています。
仮想通貨を始めるメリット
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24時間取引可能
仮想通貨市場は通常、24時間取引が可能です。これは他の金融市場と比べて非常に利便性があります。通常の株式市場は特定の営業時間内に取引が行われますが、仮想通貨市場は週末や祝日も関係なく取引が行えます。
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低い取引手数料
一般的に、仮想通貨取引所の手数料は比較的低いです。これは仮想通貨市場がオンラインで運営され、中間業者が少ないためです。低い手数料は利益率を向上させる一因となります。
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グローバルアクセス
仮想通貨市場は地理的な制約が少なく、インターネットが利用可能な場所であれば誰でもアクセスできます。これにより、世界中の様々な国々のトレーダーが市場に参加しています。
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分散化と非中央集権性
仮想通貨はブロックチェーン技術に基づいており、分散化された台帳に取引が記録されます。中央銀行や政府に依存することなく、非中央集権的に運営されるため、通常の金融システムと比べて柔軟性があります。
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単位に縛られない自由度
仮想通貨は分割可能な性質を持っており、少額から投資が可能です。これにより、初心者や小口投資家も市場に参加しやすくなりました。
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透明性と不可逆性
ブロックチェーン技術に基づく仮想通貨のトランザクションは透明かつ不可逆的です。すべての取引が台帳に公開され、変更が不可能なため、不正な操作を防ぎます。
たきくん:なるほど、でも、どうやって取引するんですか?
みーこさん:取引は、取引所と呼ばれる場所で行われます。一般的には、コインチェックやbitFlyerなどの取引所が有名です。取引所に口座を作成し、自分が購入したい仮想通貨を選択し、現金を入金することで、購入が可能です。
仮想通貨取引の始め方
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インターネットにつながる環境を用意
仮想通貨の取引は、インターネットを使って仮想通貨取引所っていうところで行われます。そのため、ネットに繋がることができる環境が必要で、その上でパソコンやスマホなどの端末を使って、取引ツールを使って取引をするのが基本になります。
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仮想通貨の取引を行うためのデバイス(パソコン、スマートフォン、タブレットなど)を用意
仮想通貨取引所では、主に2つの方法で取引ができます。1つはパソコンを使って行う方法で、もう1つはスマートフォンのアプリを利用する方法です。
ほとんどの取引所では、両方の方法が利用できますが、中にはスマートフォンに特化した取引所もありますので、自分が選択した取引所の使用方法は前もって確認しましょう。
つまり、自分が利用したい取引所を見つけたら、その取引所がどの端末や環境に対応しているか確認することが大切です。取引所の公式ウェブサイトやサポート情報をチェックして、推奨されている端末やスペックなどを確かめましょう。
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銀行口座を用意
仮想通貨を買ったり売ったりするには、まず仮想通貨取引所に口座を開設して、そこにお金を入れる必要があります。そして、取引所の口座からお金を引き出す場合も、銀行などの金融機関の口座が必要です。簡単に言うと、取引をするためには銀行の口座を使うことが不可欠です。
初心者向け仮想通貨取引所2選
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GMOコイン
GMOコインは、2016年に創業された仮想通貨取引会社で、顧客の満足度がオリコンランキングでNo.1と評価されています。口座開設や即時入金、日本円での出金にかかる手数料が無料で、取り扱う仮想通貨の数も国内最大級のNo.1です。
この取引所は、現物の買い物と売り物だけでなく、レバレッジ取引にも対応しています。さらに、使いやすい高機能チャートがアプリで利用でき、初心者から上級者まで、広い層の利用者にとって魅力的な環境が整っています。
基本情報として、GMOコインでは20種類の仮想通貨を取り扱っており、主要な通貨の送金手数料はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)が無料です。
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コインチェック
コインチェックCoincheck(コインチェック)は、2012年に設立された仮想通貨(暗号資産)取引所で、マネックスグループの一部上場企業に所属している信頼性の高い取引所です。
この取引所では、ビットコインを含む18種類の仮想通貨を取り扱っており、何よりも嬉しいのは取引所の取引手数料が無料であること。初心者の方でも気軽に取引を始めることができます。
さらに、Coincheckアプリはダウンロード数No.1を誇り、スマートフォンで簡単にチャートを確認できるため、手軽に取引を行いたい方には最適です。
基本情報として、Coincheckは18種類の仮想通貨を取り扱っており、主要な通貨の送金手数料もビットコイン(BTC)が0.0005 BTC、イーサリアム(ETH)が0.005 ETH、リップル(XRP)が0.15 XRPです。初心者にもオススメの取引所です。
たきくん:そうなんですね。でも、なぜ仮想通貨が注目されているんですか?
みーこさん:それは、仮想通貨の価値が急上昇しているからです。特に、ビットコインという仮想通貨は、昨年末には1BTC=250万円を超える価値にまで上がりました。また、仮想通貨は銀行に預けるよりも利回りが高い場合があります。
リスクとは?
たきくん:なるほど、でも、リスクはないんですか?
みーこさん:確かに、リスクはあります。仮想通貨は、市場の変動によって価値が大きく変わるため、大きな損失を被る可能性があります。そのため、投資する前にはリスクをよく理解することが大切です。
たきくん:なるほど、リスクもあるんですね。でも、投資することで得られるメリットもあるんですね。私も少し興味が出てきました。みーこさん、ありがとうございました!
みーこさん:いいえ、こちらこそ、ありがとうございました。皆さんも、仮想通貨に興味がある場合は、是非一度始めてみることをおすすめします。
最後に、公式ラインで最新の仮想通貨情報や投資のポイントなどを手軽に受け取ることができます。また、特別なキャンペーンやイベント情報も配信されることがありますので、ぜひ登録してみてください。
まとめ
仮想通貨は今後ますます注目されることが予想されます。新成人の皆さんは、社会人として新たなスタートを切るにあたり、新しい分野に挑戦してみるのも良いかもしれませんね。リスクを理解しながら、チャレンジしてみてください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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